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鹿島鉄道存廃問題から、何を学ぶべきか?
カテゴリ: TransprtNetworkコラム
年末ですねえ。今朝後楽園のあたりを歩いていたらまあ、車が多いこと。昨日も渋滞がすごかったらしいですからねえ。そんな訳で、師走ですけれど、私はどうもおなかの調子がよろしくありません。間違いなく、「ノロいウィルス」(気力をそぐウィルス。やりたくないことに対しては特に動作が遅くなる)に感染してますよ、こりゃ。

そんな訳で、今回はようやく精神的に落ち着いてきたので、鹿島鉄道存廃問題について、総括してみようかな、と思います。


ことの始まりは鹿島鉄道で行っていた自衛隊基地への燃料輸送をトラックに切り替える、という問題が出てきたことがそもそもの発端でした。1回目の存廃問題では、結果からいうと上限を決めてその中で支援をし、また親会社の関東鉄道からも支援をする、ということでまとまりました。

ただ、今振り返ってみると、この「5年間」の期限、というのは実は重要な5年間だった訳ですが、それに関して自分自身も含めて、直前まで何もできなかった、というのをものすごく悔やんでいたりします。
5年間の間に、鹿島鉄道をなんとか存続させるための手段を講じてこなかったこと、これが廃止につながる一番の要因だったような気がします。一部記事にあった、「他人任せの風土」というポイント、これは大きかったと思うんですね。

問題が再燃したのが今年2月。一部新聞で「廃止届け提出の意向」を示したことがきっかけでした。それに続いて、対策協議会が開かれたものの、一方的な意見の言い合いが続きます。
その後も問題に関して話し合いなどが進むものの、途中にいろいろな「政治的要素」が挟まり、結果的には11月の時点で鹿島鉄道株式会社の撤退が確定、続く12月24日に継続事業者なしが確定し、鹿島鉄道線の廃止が確定、という状況になってしまいました。

この問題のポイントを考えると、こんなところではなかったかな、と思うんですね。
・利用者の減少を食い止められるか?
・通常利用しない住民に対して、存続させるだけの価値があることを認識させられるか?
・行政の公共交通に対する認識はどのような状況か?(地域の交通全体を考えているのか)
・住民/行政/事業者が協力して問題に対して取り組む姿勢を持っているか?

利用者の減少を食い止める。この問題を考えるときに、利便性、という観点は外せません。利便性、言い換えるとサービスの質の問題、ということでもありますし、サービスの質と運賃(=対価)とのバランス、でもあるかと思うんですね。
また、今回「平成の大合併」に関係して、地元の自治体すべてが鹿島鉄道の沿線ではなかった地域とそれぞれ合併したことで、鹿島鉄道の問題を直接関係してこなかった住民と共有することができなかった、というのも影響しています。
また、ご存知のように行政(特に沿線4市)の対応の鈍さ(結局従来通りの支援策しかとれなかったこと)は公共交通に対する考え方を表しているような気もします(おそらく、さらに今後の「代替交通」の利便性が、その考え方を明確にするような気がします)。
そして何より、事業者と住民の間での協力関係をうまく築ききれなかったことが、一番の廃止要因になったような気もします。

今回、廃止に至った経緯から考えてみると、どうしてもあの「空白の4年間」の間に様々な対処策を出し切れなかったことが悔やまれます。
茨城交通でも同様の問題が起きていますが、この時点から動き出す必要があるのはいうまでもなかったりします。民間レベルでも支援する、ということを打ち出して行くことが、鹿島鉄道と同じ轍を踏まないための最大のポイントになるのだけは確かです。
(茨城交通の場合、ひたちなか市の意向次第、ということになると思います。一応、赤字額はある程度まで圧縮できる可能性がある、ということを示しており、その線にそった分社化/住民参加形の新しい形で存続させることができる可能性を秘めています)

今後のポイントは「鹿島鉄道代替交通」をどのような形にするのか、という点になってくるかとは思います。ただ、代替交通となる関鉄グリーンバスですら「赤字前提」で運行計画を組む以上、現状より利便性があがる、ということはほぼないようなことだけは確かなようです。

あとは私事ですが、まあ廃止が確定した、ということでもう鉄道会社に対して支援する必要はないのかな、というのはあります(むしろ、しばらくは関鉄ですら訪問を控えようかな、と考えている訳ですし)。
ただ、その一方で石岡を中心とした街の将来が明るいかと言えば、それも自信がない訳ですよ。百里空港ができたところで、本当に利便性が良くなるか、ものすごく未知数ですし(あのエリアだと、下手すると羽田を使う、という人がまだ多いんじゃないかなあ)、石岡の場合は「ローカル私鉄の始発駅」というポイントすらもなくなる、普通の「一地方都市」に成り下がりかねない(一応、昔は常陸の国で2番目に栄えていた街だったんですよ)わけで、そうして考えてみるとますます寂れかねない、と言う危惧はあります。

廃止まであと3ヶ月。最後の有志を見に行くことは多分ないかと思います。そういう財布の中身があるんだったら、これからのために使いたいな、なんて思う今日この頃です。そして、今年2月のような「平穏な鹿島鉄道」を見ることはもうできないんだなあ、と思うと、ものすごく寂しい気がしたりします。
そんな訳で、鹿島鉄道に関する話は、これにて一旦打ち止め、とさせていただきます。今後は、代替バスの話や、廃止後にどうなって行ったのか、というあたりを「これからの材料」として蓄積していこうかな、とは思っています。
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編集 / 2006.12.27 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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