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「鹿島鉄道どこへ?」の連載を読んで。
カテゴリ: かしてつ問題
土曜・日曜・月曜と、朝日新聞茨城版で連載された「鹿島鉄道どこへ?」という連載記事。私自身としては「痒いところに手が届く」内容で、問題となっている箇所の整理をするのにいい資料になるかな、と思いつつ読ませていただきました。
と同時に、「予想以上に」問題解決への道が困難になりつつある気がしてくる記事でもありました。

今回は、これまでの資料を整理しながら、要点をまとめていく形でお届けしようと思います。ちなみに、今日(4/3)の段階では3まで掲載されており、この先もまだあるようなので、今後補足を加える可能性があります。



鹿島鉄道の現状まとめ
これまで紹介してきた中で一部補足をしながらもう一度現状についてまとめておきます。

・廃線問題のきっかけとなったものは自衛隊百里基地への燃料輸送廃止が決定し、それまで収支がほぼ均等していた経営状況が一気に悪化することが想定されたために発生。
・鹿島鉄道は鉄道事業のみでみると年間6000万円の赤字を計上。会社全体では2002~2004年の三年間の赤字が8200万円。
・存続に関しては2007年度以降は未定。また鹿島鉄道側は2006年度での廃止届けを提出しており、このままの状況で推移すれば廃止となる公算が高くなる。
・存続に関しては協議会での意向が鍵となるものの、小美玉市長が決定する5月以降でないと話が進展しない模様。

以上が主な概要。ただし、赤字額については各方面の記事から読み取ったもので、同社の発表資料がホームページ上には無いことから正確な情報としてお届けできているかというとそこは自信がないのも事実です。

存廃問題のポイント1「関東鉄道の動き」
鹿島鉄道の親会社は関東鉄道です。歴史をたどると「鹿島参宮鉄道」と「常総筑波鉄道」の2者が合併して出来た会社が「関東鉄道」で、そこから「赤字路線」だった旧関東鉄道鉾田線を分離するために設立されたのが鹿島鉄道、ということになります。
2002年度からは沿線自治体などのほか関鉄からの支援を受けていました。これが年間6000万円。しかし、これまで伝えてきたように関鉄の「収入の柱」だった高速バスの乗客が軒並みつくばエクスプレスに流出。常総線の輸送人員も減少していることから、関東鉄道自身も赤字になる可能性が大きくなっています。
この結果、子会社の支援までできる体制ではなくなっており、2007年に支援の中止を決定しています。

存廃問題のポイント2「沿線住民の反応」
高校生が利用者の割合を大きく占めるものの、その高校生すらも「定期代の高さ」を理由に敬遠しがちな状況にあるのも事実だったりします。この状況は北総鉄道と似た状況ではあるのですが、大きく違うのは「取り組み方」ではないかと感じます。
鹿島鉄道で実行できた運賃値下げ策はフリーきっぷの新設を除けば「4月分の定期代を2割引に」というもの。個人的には一ヶ月だけ引き下げてどうするの?という感じがしなくもないのですが(やるならもう少し長期的にやるべき)、石岡市の担当者曰く「賭け」なんだとか。

鹿島鉄道でよく聞くのは「昔はねえ…」というお話。このブログでも紹介しましたが、「昔は小川から石岡まで鹿島鉄道に乗って買い物に出かけるのが休日の楽しみだった」という話に代表される話。そこから今を見たときのギャップが大きい気が私はするんですが、「残したい」という考えを上手く形にできる方法を考えなければならないと思うんですね。記事を見ると「残したい」と考えている人々はいるわけで、その人達の考えていることを上手く形にする必要がある、と痛感しています。

存廃問題のポイント3「対策のリーダーシップはどこ?」
鹿島鉄道の存廃問題を決断するのはどこか。茨城県側は「それは沿線自治体で決めること」と考えているようです。個人的には「地元がしっかり検討し、存続させる」と決めれば県は動くと考えていますが、逆に言えば「いい加減な対応しか出来なければ、県は動きようがない」といえるかと思います。
(一説には「県はできるだけ支出は控えたい」と考えている、という話もあります)

個人的には、4市(石岡・小美玉・行方・鉾田)がどう考えているかというのが重要なのではないか…と感じます。ただ、少なくとも協議会の上では旧小川町・玉里村の関係者が含まれており、それらの方々も「廃止反対」を掲げた以上は、しっかりとした対応をしてほしい、と考えているのですが…。

存廃問題をクリアーする鍵は「住民」にあり。
これだけは言えると思うのですが、存廃問題を「行政任せ」にすると悲惨な結果が待っている可能性が高い様な気がします(それは岐阜も日立電鉄もその様な気がする)。
したがって、存続させたいと考えているならば、そのような住民が自ら「動く」しかないんですね。それも、「行政任せ」のような方策ではなく、住民による出資に準じたものを行う(基金を積み立てる…等)ことや、鹿島鉄道がなくなった場合に「どのような問題が起きるのか」を明示してあげること、それが重要になってきます。

個人的にはこのレベルまで考えての「3.19メッセージ発信会」にするべきだったはずなのに、このような状況になったのを残念に思っているんですね。だからこそ、3/20のブログの記事でのコメントはかなりきついものになっているような気もします。

また、現状の鉄道はどうしても「採算性ベース」で考えてしまいます。というのは、そのような仕組みで「考えている」から。もう少し言えば、「公共性のある私有物」としての認識だから、ということになると思います。
したがって、現状の考え方が変わらない限りはいつまでも「採算性」と「公共性」の狭間で身動きが取れないことになります。もしかするとこれらの行政に「考え方の転換を」と求めても無駄なような気もするのですが(苦笑)、そのような考え方を取る必要がある…そんな気もします。

少なくとも、「上下分離」を採用するくらいのことは必要ではないかとも思うんですね。いずれにせよ、地元が覚悟を持たなければダメで、そのような覚悟を持って取り組める人がいるか…というとものすごく自信がなくなります。

南海貴志川線が残せた理由。もしかすると、「幸運」が積み重なった結果かもしれない…そんな気がしたりもします。無論、その「幸運」の影には地元の住民のみなさんの多大なる努力と、それに応えた行政、そして運行に応じた岡山電気軌道の3者がいたからこそできたわけで、そのような状況が鹿島鉄道に見えるか…というと少し自信がない。

結局書くことはいつも同じ様な気がするんですが、他都市の存廃問題のケースを分析したりする必要があるように思うんですね。行政・住民・事業者がそれぞれ「存続に向けてできることを取り組んでいく」ことが重要で、間違っても「公的支援継続」で済ませられる問題じゃないと思うんですよね(部分廃止は論外)。

…結局なんだろうね…、自分を含めてまだまだやるべきことはたくさんあるんじゃないかなあ…。

最後に。まったく情報が入ってきませんが、4/8は石岡南台で鹿島鉄道存続に関するミニイベントを行う模様です(…一応、私も手伝いのはずなんですが、何時集合なんだかそれすらも情報が入ってきませんよ…参った)。なので、時間などの詳細を今紹介できませんが(おそらく10時~15時の幅だと思うんですけれどね。何でしたらかしてつに乗りがてらふと立ち寄ってみるのもありじゃないですかね。)、一部情報によるとHill Stoneジャズバンドのコンサートと、鹿島鉄道のシンポジウムを石岡南台駅前で実施するとの事。情報が入りましたら紹介します。

そんなわけで、もうしばらくは頭の痛い日々が続きます。
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編集 / 2006.04.03 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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