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「鉄道再建」の道筋を考える。
カテゴリ: TransprtNetworkコラム
高千穂鉄道の件から話をすることにしましょう。

すでに報道にあるとおり、全線復旧を断念し、部分復旧についても年内に結論が出ることになる模様です。一説にはおそらくこれも難しいのではないか、としてそのまま廃止となりそうな雰囲気になりつつあります。以前「水害等で復旧を断念して廃止となったケース」の話をしたのですが、高千穂鉄道もその中に加わる公算が強まってしまいました。

ただ、個人的には「部分復旧」の条件として観光鉄道に特化させ、いわばその「見学料」のような雰囲気の運賃でトロッコ列車を運行させる…というのも一案のような気もします。


まあ、基本的には「乗ってもらわないと始まらない」わけですが、存続させるならば「基本的な方向性」を定めておく必要があるわけですね。それは「生活の足」とするのか、「観光要素のひとつ」とするのか…。

前者とするならば、状況としてはもしかすると「有田鉄道」の方式がよいのかもしれません。説明しておくと、「ラッシュ時など多客時に限って(もしくは並行道路が混雑する時間に限って)鉄道を運行し、それを補完する役割として路線バスを運行、相互利用を可能にする」方式。通常保線業務などは深夜などに行うものを、昼間に差し替えて行い、経費などを削減させる…というのが一案。

後者の場合は、A)観光名所と訪問客の拠点エリアを結ぶ輸送手段、とする場合とB)鉄道自体を観光名所にする、という2案があります。
前者の場合は同じく「輸送機関に徹する」わけですが、後者の場合は何らかの仕掛け…まあ、何度も紹介してきたような「蒸気機関車」とか「トロッコ列車」とか…を運行する、というのも一案でしょうし、完全に鉄道愛好家向けの博物館を作ってみたりとかするのも一案でしょうね。

現在、自分の中にある事例は「鹿島鉄道」のケースで、それを実際に考えてみると、後者のBの事例を取るのが適切…という様な気がしてきます。まあ、おそらく蒸気機関車は無理なので、一番勧めるならば「トロッコ列車」ということになる様な気がします。客車・気動車のいずれでも良いんですが(一応機関車を保有しているので)、問題は改装費用を捻出できるかどうか…というあたりでしょうね。

まあ、このブログで何回も書いたことの繰り返しになるんですが、鉄道を鉄道単体としてだけ考えてはおそらく難しくて、その地域にとってどのようなメリットとデメリットがあるのか、仮に鉄道の存廃をせざるをえなくなったときに、鉄道があることのメリットを取るか、鉄道がないことのメリットを取るのか、その選択をするのは最終的には地元の人々であるのはいうまでもありません。

ただ、実際問題鉄道のメリット・デメリットをきちっと公表できたケースが少なすぎるのもまた事実です。本当に存廃の決断を住民に示してもらうには、その「検討材料」としてのメリット・デメリットを広く説明して、その上で判断してもらうことが不可欠になると思います。

また、重要なのは、仮に行政による支援(それが単純な赤字補填にせよ、上下分離方式にせよ)を行う場合は鉄道を利用しない人々が納得するものを提示できなければまずいわけで、それをどのようにして提示するのかもポイントになります。

まあ、基本は「乗ること」に尽きるんですけれどね。

鉄道をどう捕らえるべきなのか…個人的には「街づくり要素」のひとつである、と考える必要があるように思えます。高千穂鉄道のケースで考えると、仮に廃止となった場合にトロッコ列車に変わる新しい魅力を打ち出せるのか、という点が重要になってきます。生活の足はバス代替でも事足りるのかもしれませんが(ただ、バスと鉄道では乗り心地に大きな差があり、利用する側としては長距離乗車はつらいことがしばしばあります)、観光資源であったトロッコ列車は鉄道が生きてなければ使えないわけですよね。仮に、全面廃止となった場合に、それらの影響を抑える「観光資源」を考えなければ、少なくとも従来の「トロッコ列車目当て」の観光客は来ないわけでして。

同様に、鉄道車両の更新に関しても同じことが言えたりします。新型車両をいれれば省力化などが図れますが、旧型車両目当てで訪問してくる人々に対して「魅力が減る」ことになります。これは、前に述べた「生活路線」なのか「観光資源」なのかの違い、であるといえると思います。

結局は、その町が鉄道に対してどのような方針を持って取り組むのか(もしくは無策のまま放置するのか)、そういうことだと思うんですけれどね。その結果、廃止という方針を出してもやむをえないのかもしれませんが、そうであるならば逆に存続を目指していた人々を説得させるだけの要素を提示できなければまずいような気もします。

長くなりましたが、とりあえずいまはこのように考えている…ということで、ひとつよろしくお願いします。
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編集 / 2005.12.12 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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