スポンサーサイト
カテゴリ: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
編集 / --.--.-- / コメント: - / トラックバック: - / PageTop↑
堺市のライトレールは出来るのか?
カテゴリ: TransprtNetworkコラム
うーん、こないだの堺市長選の結果を見て、非常に落胆しております。
話を聞くと、大阪府知事の「相乗り候補批判」によるものもあったらしい今回の選挙。個人的にはどうしてもあの府知事は生理的に受け付けないみたいでして(所詮はテレビに出てた弁護士じゃない…って見ちゃうのね、ひねくれてるから)、まったくもってあの府知事は評価できないなあ…ってそっちの話じゃなく(この辺は個人的感想なので、コメントは差し控えていただけるとうれしいです)、堺市のライトレールの問題でして。

…作られる自信がない。これが正直なところ。


様々な報道を集約すると、今回当選した市長さんのライトレール関連の公約は、
・堺東駅~南海堺駅は中止
・南海堺駅~シャープコンビナート駅は民意で判断
ということになる様子。

この場合、本来なら接続されるはずの阪堺電気軌道とは接続されないことになります。
…そうなると、実はネットワーク機能としては大きく後退することになり、基幹交通というよりは「バスじゃ輸送力不足だから」というレベルにしかならない事にもなり、ひいては企画倒れ(=計画地に満たない輸送量しかない)事態にもなりかねず、不安です。

実際、堺東〜南海堺間の利用度数がどれくらいあるのか、というのも一つのポイントです(日中8分間隔で出ているようなので、それを考えるとそこそこの利用度数はある)。あとは、シャープ工場への輸送をどう考えているのか。
阪堺電気軌道自身はおそらく「ライトレールとの接続の有無」によって、輸送量が回復するかどうかを見極めているでしょうから、状況如何では我孫子道以南の廃止が決定的にならなくもないなあ、と思ったりします。

ライトレールの建設を中止した方がいいのかどうか。それはある意味では地元住民のメリット/デメリットを「ちゃんと」公表し、それに基づいて判断をさせるということをしなきゃいけないはず。

簡単に建設する/しないのメリット・デメリットを考えてみると…
○全線建設の場合
<メリット>
・堺市を東西方向に貫く軌道系交通機関の誕生(それによる、堺市内相互の移動利便性の向上、阪堺電気軌道との連携による公共交通利便性の向上)。
<デメリット>
・道路空間の減少(道路交通量が減少しないと仮定)
・建設費の回収が出来るかどうか
○部分着工(臨海部)の場合
<メリット>
・堺市臨海部への大量輸送機間の誕生
<デメリット>
・堺市を貫くものではないので、効果が限定的
・南海本線からの利便性は確保できるものの、高野線および阪堺電気軌道とは接続しないため、ネットワークの利便性は低下(阪堺電車〜ライトレールへの接続もバスに頼ることになり、利便性は下がる)
○全面中止の場合
<メリット>
・建設費の負担がなくなる。
<デメリット>
・堺市東西方向の移動は引き続きバスおよび自家用車がになう事に(シャープ新工場完成の際の人員輸送は??)。
・阪堺電車のネットワーク機能が強化されない(それによる部分廃止の可能性)

さっと考えるとこのようなところでしょうか。

「バスでも大丈夫」という意見はあるかもしれません。実際、現状はバスで対応できているのでしょうし、自家用車を使う人からすれば「邪魔」に見えるはずなのです、実際。
結局、交通機関をどう構築するか、というのは従来「需要追随形」だったわけで、それでやってくれば交通機関の運営会社も行政も大丈夫だった訳です。ところが、近年の頭打ち〜現象の状態を考えると、本来であれば「交通行政」を一本化して、自家用車・鉄道・バスの役割をしっかり見直してあげる事で、最適のバランスを見いだすことができるような気がします。
(道路の建設が続くのも、おそらく「需要追随形」だからかなあ、とも)
結局、交通=人の流れであるわけで、その流れをちゃんと制御する事ができると、地域も活性化するような気がします(ただ、それはそれぞれの街が魅力を持つ事でもあり、他の都市との差別化を図る上で、もしかすると「東西方向・南北方向に鉄道が発達していて、車に頼らなくても生活できる街」ってのが人気を持つかもしれないじゃない。そう簡単に作れないものなだけに、逆にいうと「魅力」につながるんじゃないかなあ、と)。

宇都宮と堺の違いは、宇都宮が「単独の新設計画:他の鉄道機関とはそれほど連携しない」のに対して、堺は「連携した新設計画:阪堺電気軌道活性化にも含みを持たせる」計画である事。ある意味では阪堺電気軌道線のネットワーク強化にもつながる訳で、そういう点で堺市中心部相互の路線を中止する方向に進んでしまうのは、大変もったいないような気がします。

新市長がどういう方針で実行するのか、注目したいところではあります。
スポンサーサイト
編集 / 2009.10.02 / コメント: 2 / トラックバック: 0 / PageTop↑
コメント
 
Title
 
 
 
 
 
 
Secret 


Pagetop↑
トラックバック
Pagetop↑
プロフィール

広報部長

  • Author:広報部長
  • 気づけば、鉄道むすめと出会って早4年ほどになりますが、まさかここまでどっぷり浸かることになるとは思ってませんでした。函館行っちゃったし。ってなわけで、鉄むすと声優さんと鉄道が趣味の管理人でございます。
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
サブカル
1317位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
鉄道
94位
アクセスランキングを見る>>
ブロとも申請フォーム
広報部長のつぶやき。
ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。